松下　レッツノートAL-N3T516J5のBIOSパスワードの解除する。

ノートパソコン AL-N3T516J5

パナソニックのノートパソコンALN3T516J5を持っています。
ペンティアム１６６MHzですので、ずいぶん古いパソコンです。
このパソコンのBIOSパスワードの解除を試み、うまくいきましたのでご報告します。

※ご注意
パソコンを分解する際は、必ずバッテリーパックを外してください。またＡＣアダプタも外しておきます。
ご紹介している事例は、メーカー保証対象外です。改造、作業にあたっては自己責任でお願いします。

	BIOSの表示画面です。 ＩＢＭ製のようです。バージョン1.17と表示されています。 最新のBIOS は Revision 1.20 L11となっています。 アップデートしたいのですが、バッテリーが不良でできませんでした。
	BIOSにパスワードがかかっていると、「パスワードを入力しなさい」から先に進めません。3回入力を間違えると電源が落ちます。 フロッピーディスクさえ起動しませんので、前回のようにパスワード解除フロッピーは使えません。残念！！

バックアップバッテリー（ＢＩＯＳデーター保持用の電池）を外し、パスワードを解除する方法を試します。
そのためには少々分解が必要です。
ＡＣアダプタと動作用バッテリパックを外してから作業してください。

まず、キーボードを外し、次に本体底のネジをはずします。
そして、パームレストを外すとバックアップバッテリーが見えます。

	F5キーの上に突起が見えます。 ここにテレホンカードをさしてはめ込みを外していきます。5ヶ所ほどあります。
	キーボードを外すときは、テレホンカードなどのプラスチックカードを使うと外しやすいです。 カードをキーボードと枠の間に入れ、突起の部分を外していきます。 マイナスドライバでこじる場合、傷つきやすいので注意してください。
	本体底のネジを外します。
	ネジを外すと上蓋がややゆるくなりますので、テレホンカードなどのプラスチックカードを隙間に入れて、はめ込みを外し開けていきます。 （電池のコネクタを抜くだけなら、この隙間から作業できると思います。） 傷がつくので、ドライバーでは決してこじ開けないでください。 トラックボールのリボンケーブルは事前に外しておきます。
	パームレストを外すとバッテリーが見えます。 左側の青いのが、バックアップバッテリーです。
	コネクタの根元を持って抜きます。 次にキーボードだけ取り付けて電源をいれ、パスワードが解除されたか確認します。
	写真がぶれてしまいました。 バッテリーを抜いたあと再起動した画面です。 「162 Configuration Error」と表示されました。
	次にPOST画面が出て、BIOSセットアップに入ることができます。 パスワードは要求されませんので、この時点でパスワード解除されたことを確認できます。
	念のためパスワード設定画面でユーザーパスワードを削除し設定保存します。
	分解にやや手間取りますが、むづかしい作業ではありませんでした。 パスワードの解除成功です。

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2004年9月29日

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